外壁塗装の耐用年数は?
新築の建物に外壁塗装をする場合、どのくらいの年数が経ったら検討すれば良いのでしょうか。最初に外壁塗装をした塗料の種類によっても耐用年数は異なりますが、雨・風による劣化や直射日光の当たり具合、建物の作りによってまったく異なります。
築6年から7年くらいで塗り替えが必要になる建物もあれば、築15年経ってもまだ塗り替えを必要としない建物もあり、一概には言い切れませんが、平均的な目安としては築10年前後をめどに、外壁塗装の塗り替えを検討すると良いと言われています。
塗料別・耐用年数の違い
外壁塗装に用いられる主な塗料には、アクリル塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料、フッ素系塗料があり、それぞれ特徴や耐用年数が異なります。
アクリル塗料はほこりの付着やカビなど微生物に強く、外壁塗装の塗料としては安価な分耐久性が低く、耐用性は5年から7年程度です。ウレタン系塗料は耐水性・耐久性に優れているだけでなく防カビ・防藻効果にも優れ、耐用年数は約10年です。
シリコン系塗料は紫外線や熱に強く、汚れがつきにくいことから近年よく使われている塗料で、耐用年数は約12年です。フッ素系塗料は汚れがつきにくく、耐候性が高く物性低下が少ないため、この4種類の中ではもっとも耐久性が期待できる塗料で、耐用年数は15年から18年程度となっています。
塗料の耐用年数が過ぎたら外壁塗装するべき?
最初に述べたとおり、塗料の耐用年数だけでなく建物の作りや天候、日差しの当たり方、排気ガス、海からの塩害、工場などの煙と、外からのさまざまな要因によっても耐用年数や見た目は異なります。塗料別の耐用年数もあくまで目安として考え、実際の外壁の状態を確認した上で外壁塗装をするようにしましょう。
外壁の塗装や傷みの状態はプロでなければわからないことも多いので、信頼の置ける外壁塗装業者を選び、現在の状態と今後の対策についてをしっかりチェックしてもらうことをおすすめします。