塗り替えの目安は？
時期で言うと、新築で約7～10年、二回目以降は約10～15年くらいと言われています。
年数は建物の状況によって変わってきますが、外壁についてはある程度セルフチェックができます。
以下に、セルフチェックの際に見るべきポイントを書いていきます。
外壁のセルフチェック
まず、外壁を見て塗装が劣化していないかどうかを見ます。
まずは艶が落ちていないかどうか、くすんでいないかです。
新築時と比べて色がくすんでいたり、艶が落ちていたら、塗膜が劣化している可能性があります。
次に壁に手を当ててみて、白い粉状のものがつかないかチェックしてみてください。
白い粉状のものがついたら、チョーキングが起きていて、塗料が劣化している可能性があります。
次に、壁と壁のつなぎ目を指で押してみてください。
サイディングの場合、コーキング部分を指で押してみて弾力がなければ、水漏れの可能性があります。
次に、外壁に苔や藻が付着していないかどうかチェックしてください。
外壁汚れの原因の大半は苔や藻の付着によるものです。
放置しておくとあっという間に広がっていきますので、こまめにチェックすることが大切です。
最後にヒビ割れや塗装割れのチェックです。
外壁や目地の部分のヒビ割れや塗装割れを放置しておくと、そこから劣化が急激に進む原因となり、内部が腐敗してしまうと、大幅なリフォームが必要になってきます。
その他のチェック項目
鉄部については錆びて腐食することで、強度が落ちる原因となります。
また、浴室は塗装が劣化してくると、壁面にカビが付着する要因となります。
木部は劣化が進むと、隙間の原因となったり、変形・腐食の原因となります。
これらについては、自分である程度対処可能なことも多いので、見つけたらこまめに対処していくことが必要です。
屋根やベランダ・床については、サビやコケの付着、釘浮き、ヒビ割れがおきます。
放置しておくと雨漏りや浮き、ヒビ割れの原因となります。
特に屋根は素人の方が登ると危険なので、セルフチェックをせず、専門の業者の方に来てもらいチェックを行ってもらうのがいいでしょう。
