いつの間にかできている外壁のヒビ
集合住宅などの賃貸住宅では、建物の劣化は管理会社や大家さんが修繕したり修繕依頼をしたりしますが、購入した一軒家の場合は自分で修繕するか業者に依頼をしなければなりません。住宅の状態や築年数によっても異なりますが、一戸建ての場合は築10年ほどで外壁に自然とヒビ割れが出てしまうと言われています。
ヒビ割れした部分を穴埋めすれば応急処置になりますが、それでもヒビ割れは進行してしまうので、ヒビ割れ部分を穴埋めした上からきれいに外壁塗装することが大切です。
小さなヒビが大きな出費になることも
小さなヒビ、目立たない部分のヒビなら少しくらい放置しておいても大丈夫…そんな風に思う人も多いかもしれません。しかし「蟻の一穴」という言葉があるように、小さなヒビ割れが原因でさまざまなトラブルを招いてしまうこともあります。
例えばヒビを放置することで塗装や壁が崩れ落ちてしまい、近隣の住宅に影響を及ぼすようなことになれば、自宅のヒビ割れだけでなく隣の家の修繕費用まで負担しなければならない、ということも考えられます。
また外壁のヒビから害虫や動物が家の中に入り込んでしまい、衣類や食品に被害が出てしまうかもしれません。害虫や動物が家の中に入り込んだ場合、抜け毛やふん害による健康被害の心配もあります。
いずれも小さなヒビ割れのうちは起こりにくいことですが、放置しておくとこのようなトラブルを引き起こしてしまうことがあるのです。
小さなヒビなら自分で修繕できる?
大きなホームセンターなどに行けば、外壁の修繕に使える道具やパテなどが販売されているので、応急処置であれば自分でおこなうこともできるでしょう。その時気をつけたいのが、外壁の素材などをきちんと調べておくことです。
外壁の素材にあわない修繕用品を使ってしまうと、かえってヒビを悪化させてしまうこともあるので、自宅の外壁素材をしっかり確認し、修繕用品に詳しいスタッフなどと相談しながら購入するようにしましょう。