外壁塗装に必要な資格は?
弁護士や医師など、資格を取得していなければできない仕事や職業はたくさんありますが、外壁などの塗装業では特別な資格を必要とはしていません。実際に外壁塗装をおこなう職人さんにも、外壁塗装を請け負う塗装業者にも特別な資格を持っている必要はありませんが、信頼のおける塗装業者かどうかを判断できる資格はいくつかあります。
塗装をする職人さんの資格
実際に外壁塗装をする職人さんの資格には「一級塗装技能士」という国家資格があります。一級塗装技能士は厚生労働大臣が認定する国家資格で、年に1回資格試験が実施されます。一級塗装技能士の試験に合格するには、難易度の高い実技試験と学科試験に合格する必要があるため、一級塗装技能士の資格を持っている職人さんであれば安心して塗装をおまかせできるでしょう。
下位資格として二級塗装技能士の資格がありますが、こちらは各都道府県の知事が認定する資格で、一級塗装技能士の資格試験と同時に試験が実施されます。
一級塗装技能士の資格を取得してから受験できる資格には「塗装科・職業訓練指導員」という資格があり、職業訓練指導員として塗装の指導ができるレベルの資格となっています。
業者の資格
塗装業としての実績が10年間あり、契約に関して不誠実な行為や不正をおこなわないと認められた場合に許可されるのが「塗装工事業」の資格です。塗装工事業の許可を得ている業者は、少なくとも操業から10年以上経っていることがわかりますし、手抜き工事をするような業者でないという証明にもなります。
資格で業者を選ぶポイント
資格だけが絶対ではありませんが、質の高い外壁塗装を依頼するなら、塗装工事業の許可を得た業者で、さらに代表者が塗装技能士資格を持つ職人さんであることが望ましいでしょう。ホームページやパンフレットにはいくらでも良い文句を載せられますから、できる限り業者の事務所や会社に足を運んで、資格や塗装工事業の許可の有無を確認してみることをおすすめします。