宮原坑
三池炭鉱の歴史を残す宮原坑は、国の重要文化財に指定されています。
大牟田市には、明治時代の日本における産業革命遺産がたくさん残されているため、宮原坑を中心とした重要文化財巡りをするだけでも、十分楽しめるエリアと言えるでしょう。
赤レンガのイギリス積みで構築されている巻上機室は、日本の建物とは思えないほどの、本格的な構造となっています。
今後の宮原坑は、観光や見学がしやすいように整備される予定がありますが、当時の風情を残して欲しいという地元の人々の意見も尊重していく方針のようです。
三池港
現在でも重要港湾として使われ続ける三池港は、1908年に開港した近代化遺産の宝庫と知られています。
三池港の閘門は、大型船舶の底が干潮時でも着かないように、深さ8.5メートルもの水位を保っており、2枚の鉄鋼製の門扉によって観音開きという非常に珍しい構造となっています。
1971年以降は福岡県の管理となった三池港は、特別公開はしていないものの、港周辺の丘や道路などから特殊な閘門設備が見えるということで、観光スポットのひとつとなっています。
早鐘眼鏡橋・三池陣屋の眼鏡橋
大牟田市には、早鐘眼鏡橋と三池陣屋の眼鏡橋という、2つの眼鏡橋が存在しています。
生活用水として使われてきた早鐘眼鏡橋は、日本初の石造水道橋です。
古い時代に人馬の交通にも利用されていた早鐘眼鏡橋は、大牟田村を中心とした水田を潤すことで、このエリアにおける米の収穫高を高めていました。
これに対して三池陣屋の眼鏡橋は、長さ11.5メートルという非常にコンパクトな構造となっています。
グリーンランドリゾート
グリーンランドリゾートは、大牟田市街からアクセスの良い遊園地です。
ジェットコースター系、ホラー系、絶叫系というひと通りのアトラクションが揃っているため、九州エリアの各地からたくさんの家族連れが訪れるスポットとなっています。
また園内には、大きな宿泊施設が複数ありますので、小さなお子さん連れの家族でもゆったりと遊ぶことのできる遊園地と言えるでしょう。
臥龍梅(普光寺)
樹齢450年という臥龍梅は、県の天然記念物にも指定されています。
200本以上もの梅が咲き誇る普光寺の境内には、春になると県内外からたくさんの観光客が訪れることで知られています。
高台となっている普光寺は、大牟田市内を一望できるロケーションでも知られていますので、ぜひ晴天の日に訪れてみてください。