見積もり時の見分け方
塗装業界は一定規模の工事であれば、建築免許が不要です。
そのために参入障壁も低く、悪徳業者も多く潜んでいるのが現状です。
見積もりを依頼する前に、建築免許があるかどうか、公共工事の実績があるかどうか確認すると、完璧ではないにしろ、ある程度は分かるはずです。
見積もりを依頼した際、極端な値引きを行う業者があります。
例えば、見積もりに来てもらった際、資材代や足場、諸経費を含んだ合計金額が200万円だったとします。
すぐにそんな大金を用意できる人はめったにいないので、一旦は「検討します」と言うか、二の足を踏んでしまいますよね。
その時にすかさずキャンペーン等と理由をつけて、「通常の半額でお受けできます」という業者がいたら、悪徳業者の可能性が高いと思ってください。
塗装に使う材料は種類も多く、価格もピンキリです。
使用する材料次第で価格を安く抑えることや、腕の良くない職人さんを雇うことで価格を抑えることも可能です。
知識の無さに付け込む業者も多いので、注意が必要です。
別の業者の見積書を見せると、「うちであれば、同じ材料・工法で安くできる」と言って契約させようとする業者がいます。
これは相見積もりで複数の業者から見積もりを依頼した場合に起こりがちな事例です。
同じ材料や工法であれば、ある程度原価は決まってきます。
このような業者の場合、事前に伝えた材料より質の悪いものを使って工事したり、基礎工事で手抜きをする場合があります。
後々トラブルの原因になりますので、このような業者は避けたほうが無難です。
施工時の見抜き方
一度工事を依頼したら、業者さんに全てをお任せできれば楽ですよね。
でも、心配になる気持ちも分かります。
と言っても四六時中監視というわけにはいきませんし、出来たとしても業者さんから不信感を持たれてしまいます。
今ではデジタルカメラが普及していますので、撮影したものを見ながら説明を受けるということも可能です。
良心的な業者さんであれば応じてくれるはずですので、見積時に写真ですべての工程・作業を行っているところを撮影し、毎日メールで報告してもらうなど、工事の進捗の報告ルールを取り決めておくと安心です。