塗装の保証や賠償保険の加入は?
かつては契約でも明記したり保証の話をしたりすることが少なかった、塗装工事についての保証ですが、近年では契約書とは別に塗装に関する保証書を用意する業者も増えてきました。
保証は塗装工事が完了してから数年間、何らかの理由で塗装が剥げ落ちたり大きなひび割れが出たりしたときに、無料または少ない負担で塗装のやり直しや補修をしてもらえるものです。賠償保険は塗装をおこなう業者が加入しておくもので、塗装工事中に窓ガラスを破損するなど建物を破損したり、通行人など人にケガをさせてしまった場合の損害をカバーするものです。
保証は塗装工事の契約をした人、賠償保険は業者にとって安心できるものであるということになります。
賠償保険に加入していなくても大丈夫?
法人として経営している業者であれば、万が一に備えて賠償保険に加入しているのがほとんどです。塗装工事中に建物の壁や窓ガラス、装飾品などを破損させてしまった、他人にケガをさせてしまったなどの事故に備えておくもので、外壁塗装の依頼主には直接関係のないこともありますが、多大な賠償金を支払うことになった業者が塗装業を続けられなくなってしまった場合、外壁塗装の保証なども受けられないことになってしまいます。
依頼主に影響が出ることは少ないですが、万が一ということは考えられるので、不安がある場合は見積依頼をする時にでも、直接業者に確認してみると良いでしょう。
塗装の保証はどこまで?
外壁塗装工事を終えてからどれくらいの期間、どのような状態になった場合に保証されるのかは業者や契約内容によって異なります。クラックと呼ばれる、下地塗装まで影響が出ない程度の浅いヒビ割れの場合、保証適用外とされることが多いので、どの程度のヒビ割れや破損が保証の範囲内になるのかは、賠償保険と同じく事前によく確認しておくようにしましょう。
個人経営など小さな塗装業者では保証を文面で明らかにしていないこともあるので、不安な時には簡易なものでも保証書を作ってもらうと良いかもしれません。