トウペの仕事
総合塗料メーカーとして1世紀にも及ぶ歴史のある株式会社トウペ。
個人住宅の外壁塗装用の塗料など生活に密着した部分もかかわっていますが、どちらかと言えば鉄橋用の塗料、工場などの塗料という産業関係塗料が多い印象です。
中でも、道路にある線や文字、矢印などの路面標示材においては、国内屈指のシェアを誇る会社です。
トウペが目指しているのは、全ての塗料、製品を安全で安心して使えるものにすること。
路面標示材も、有害な鉛やクロムなどを含まない環境に配慮したものであることが、人気の秘密となっているようです。
そんなトウペですが、実は芸術の世界にも携わり、先頭に立って引っ張っているのです。
ディップアート、アメリカンフラワーをけん引するトウペ
ディップアートという言葉、聞いたことがありますか?
アメリカ生まれの、造花などを創るアートです。
名前はあまり知られていないでしょうが、実は日本のCMでもディップアートで作られたかんざしやほおずき、アクセサリーなどが用いられているのです。
シャボン玉を作る時をイメージしてみてください。
同じ要領で、針金などで作った枠を液体に少し沈めてすぐに取り出します。
その液体の膜はしばらくすると固まり、1枚の花びらなどになるわけです。
この時に欠かせないディップ液が合成樹脂液だったことが、トウペとディップアートにつながりをもたらしました。
トウペ社内に、トウペディップアート協会を1973年に設立して、ディップアートの普及やディップ液などの商品の開発、製造、販売に努めてきました。
当初は、造花技術の1つとしてとらえられていたので、「アメリカンフラワー」という名前でも知られています。
現在では、全国に500を超える認定教室を持ち、指導者会員が1200名、15000名を超える一般会員からなる協会へと成長を遂げました。
ディップアートの魅力は透き通るような輝きと、感性次第でどのような形にも造形できることです。
最近人気が出てきているのは、ビーズやリボン、他のパーツを用いて作るアクセサリー。
自分で学べるようにディップの入門本なども書店に並んでいるほどです。
塗料メーカーが普及に努めているアート。
その美しさとともに、トウペ製品の質の良さも体感してみませんか?
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